最近、我が家の小学1年生の娘がくもんの宿題をやりたがらなくなりました。学校の宿題は何とかこなしてくれるのですが、くもんの宿題に対してはどうやら意欲を失っている感じがします。
年少さんの頃から、紆余曲折しながらも宿題にはまじめに取り組んでくれていました。しかし、ゴールデンウィーク明けから一転して「あとで」「今は無理」「もう眠い」「疲れた」と渋るように。くもんの先生も「5月はみんな疲れて停滞しがち」と話していましたが、親としてはなんとか毎日の宿題はこなしてほしいもの。「やりたくない!」と言われて無理強いするわけにもいいかず「じゃあ何時にやる?」と聞くと「4時」「やっぱり4時半」とどんどん先延ばしにしていって。どうしたものかと困っています。
ということで、くもんスランプ真っ只中の娘をよく観察してみました。娘が宿題を嫌がる理由は一体どこにあるのか、いくつか考えられる原因と、我が家の具体的な事例を交えながらお話ししていきます。
くもんの宿題をやりたがらなくなった8つの理由
季節の変わり目での体調変化
5月は温度や湿度の変化が大きく、体調を崩しやすい時期。もう寒くなることはないだろうと思って長袖をしまった途端に寒い日が続くこともありました。体調不良は誰しも集中力の低下を招きますよね。娘も4月後半から朝だけ咳が出る状態になっていました。体調がすぐれないと、どうしても机に向かう気持ちが湧かなくなるのかもしれません。
長期休暇明けの生活リズムの変化
ゴールデンウィークの連休は、規則正しい生活リズムが乱れがちです。生活リズムから外れると集中力が欠けてしまうというのはあると思います。
我が家も朝の起床時間や就寝時間がバラバラになり、休み明けは睡眠時間も不規則でした。一応二十時すぎには寝室に行くのですが「眠れない」「眠くない」ってなるんですよね(汗)。生活リズムがしっくり来ないと、宿題に取り掛かる気になれないのかもしれません。
新しい環境への不安
娘は4月から小学生になり、新しい環境や授業内容にストレスを感じていたかもしれません。精神的なプレッシャーが高まると、宿題離れが起きる可能性があります。
娘はくもんで3教科、進一基準以上には進んでいるため、自信満々で入学しました。しかし「ていねいにゆっくり書きましょう」という学校の指導でつまずいてしまい「ひらがなワークでなかなかハナマルをもらえない」と落ち込むことが何度かありました。また、幼稚園の頃のように先生が手厚く見守ってくれるということもなくなり「小学生になってから大変!」ということも嘆いていました。新しい環境への不安から、余裕がなくなり、宿題に取り組めなくなってしまったということも考えられるかもしれません。
宿題の難易度や量が多すぎる
くもんの宿題は、年齢相応の難易度や量になっているはずですが、子どもによっては負担が大き過ぎて意欲が下がってしまうことがあります。
娘の場合、国語の漢字(2年生で習う「春」「夏」「秋」「冬」や「東」「西」「南」「北」など)や、繰り返し計算の問題(繰り上がりがある2〜3桁の筆算)に四苦八苦する様子が伺えました。分からない、分かるけどしんどいということが重なると、「もうやりたくない」と投げ出してしまうようです。
英語は楽しくやっていますが、トロフィーがほしいということで宿題を増やしてしまったことも影響しているかもしれません……。トロフィーもいいけれど英検Jr.もいいよ、みたいな感じで誘導してみるのもいいかなと思っています。
外で遊びたい気持ちとの板ばさみ
お天気のいい日が増える5月は、大人も子どもも外で元気に遊びたい気持ちが高まりますよね。でも室内の宿題があると、気持ちの板ばさみが生じて、テンションが下がってしまう可能性があります。
娘もよく、学校から帰ってくると「お外で遊びたい!」と言っています。友達と外で走り回りたい気持ちを抑えて宿題をするのは、かなりストレスだったのかもしれません。
宿題の目的や意義の理解不足
なぜ宿題が必要なのか、それが子どもにどういった効果があるのかを理解できていないと、やる気が出ず嫌がる原因となります。
娘に「なぜ宿題をしないといけないの?」と聞くと、「分からない」と答えます。宿題の意義を実感できていないようで、納得がいっていないのが本音のようです。
家庭環境の影響
家庭の雰囲気や親の関わり方が、子どもの学習意欲を左右する大きな要因になるということにも触れていきたいと思います。
我が家には1歳のヤンチャな妹がいるのですが、英語の宿題で使うE-Pencil(イーペンシル)に興味津々で、いつもお姉ちゃんの宿題を邪魔してしまいます。また、私自身が宿題を手伝うときの言葉づかいがつい雑になってしまったり、キツい言い方をしてしまったりすることが多かったため、娘が萎縮してしまい意欲が下がってしまった可能性があります。
近所の友達ができた
子どもにとって、近所に遊び相手ができることは大きな出来事です。外で友達と遊びたい欲求が高まることは、宿題を投げ出してしまう一因になります。
これまで通っていた幼稚園は、自宅から少し離れていたため、近所に遊べる子はいませんでした。しかし、小学校に上がってからは同じ通学班の子がたくさんいて、帰り道で遊ぶ約束をしてきてしまうことも多くありました。
最初は私も「いい機会だから」と思い、帰宅後の外遊びを解放していました。ところが、いつしか「宿題が終わったらあそぼう」より「宿題はおあずけで、とにかく外であそびたい!」という気持ちが高じてきたようです。
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それではこうした場合、どのように対処すればいいのでしょう。それについても考えてみました。
宿題をやりたがらない子どもの対処法
スケジュールを立てて宿題時間を確保する
まずは、遊ぶ時間と宿題の時間を分けるためのスケジュールを決めることが大事だと思います。例えば「午後3時までに宿題を終わらせる」などと、明確な目標時間を設定します。外遊びはその後の時間にしか認めない、というルールづくりが大切だと思います。
集中できる環境をつくる
子どもが気をとられずに宿題に集中できるよう、環境を整えるのもいいと思います。娘の場合、友達の気配を感じると同時にあそびたくなってしまうので、窓を閉めて気を逸らさないようにするなど、工夫が必要なようです(外から子どもの声が聞こえると「誰だろう」とみに行ってしまうのでw)。照明やエアコンの調整、BGMを流すなどして、落ち着いて取り組める空間づくりをしてみたいと思います。
宿題の意義を分かりやすく説明する
なぜ宿題をしなければならないのか、その意義や大切さを子どもなりに理解できるよう、分かりやすく説明することも大切だと思います。「宿題をすると、力がついて将来の夢に近づけるんだよ」「○○ちゃんと遊ぶ時間を作るために、宿題を頑張ろう」など、具体例を挙げながら、子どもの気持ちに寄り添った説明を心がけていきたいと思います。
宿題を一緒にする
分からないところは一緒に考え、できるところは子どもにやらせるなど、一緒に宿題をすることで、子どもに寄り添い、達成感と充実感を味わわせることができます。分かりやすい言葉がけやフォローを心がけ、上手く宿題をこなせた時には、しっかりと褒めていきたいと思います。目を離せない1歳児をみながらは大変ですが、なんとかやっていきたいと思います💦
「一緒に頑張ろう」という親子の雰囲気作りが、意欲につながると思うので。
まとめ
宿題をやりたくない理由は様々ですが、行き着く先は同じ「やりたくない!」です。一人一人の事情を探り、原因に合わせた対処をすることが大切なのだと思います。
環境を整えたり、ルールづくりをしたりと、最初は手間がかかるかもしれません。でも、それ以上に宿題を通じて得られる力は大きいはずです。焦らず、根気強く寄り添っていくのが大切なのではないでしょうか。
宿題をきっかけに、子育ての大切さを学ぶいい機会にもなりそうです。こうした試行錯誤を糧に、これからも子どもとより良い関係を築いていけたらと思っています。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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