父子家庭(シングルファザー)で育つ子どもの愛情不足とストレス~周囲の干渉と人権侵害~

2024/04/12

育児のお悩み

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 はじめに

父子家庭で育つ子どもたちは、母親の愛情を十分に受けられないことに加え、周囲の人々からの過度な干渉にも悩まされることがあります。特に、母親を幼いころに亡くした子どもは、近所の人々から「かわいそう」と同情され、プライバシーを侵害されるような経験をすることもあるのです。今回は、私自身の経験を踏まえながら、父子家庭で育つ娘の愛情不足とストレス、そして周囲の干渉と人権侵害について考えていきたいと思います。

母親を早くに亡くした娘の心境

私は、10歳の時に母親を亡くしました。母親がいなくなったことで、私の心には大きな穴が開いたような感覚がありました。母親の愛情を受けられなくなったことで、私は深い喪失感を抱えながら成長してきました。幼い子どもに母親がいなくなるということは、愛情が不足するということでしたが、それと同時にマイノリティーになるということでした。

父子家庭における父親の役割

父子家庭では、父親が家事や育児を一手に引き受けることになります。しかし、父親は仕事を優先せざるを得ないことが多く、子どもとの時間を十分に取れないことがあります。私の父も、事業に忙しく、家には寝るために帰ってくるだけでした。父親が子どもに向き合う時間が少ないと、子どもは愛情不足を感じやすくなります。

兄弟姉妹がいても愛情不足になる理由

私には、歳の離れた姉がいましたが、姉は知的障害があり、養護学校の寄宿舎や障害者施設で暮らしていました。そのため、私は姉と一緒に住んだことがありません。たまに帰ってくるときもありましたが、そういうときは私は世話係をしていました。母も姉も筋強直性ジストロフィーという遺伝子疾患です。筋ジストロフィーの母親からは知的障害の子どもが生まれやすいそうです。姉にはこれが遺伝しており、現在は専門の病院でお世話になっています。

父親のセルフネグレクトが与える影響

私の父は、仕事に没頭するあまり、自分の健康管理を怠るセルフネグレクトの傾向がありました。父は、お盆もお正月も働き続けるような人でした。63歳の時に大腸がんで亡くなりました。父親のセルフネグレクトは、子どもに大きなストレスを与えます。家の掃除も健康管理もしていないような父でしたが、周囲からの信頼は厚かったようです。

家族との時間を十分に持てないことに、子ども時代のは苦しんでいたと思います。

近所の人からの干渉とプライバシーの侵害

父子家庭で育つ子どもは、近所の人々から過度な干渉を受けることがあります。「かわいそうに」と同情されたり、「お父さんは再婚しないの?」と聞かれたりすることもあるのです。私も、近所の人から多くの干渉を受け、とてもつらい思いをしました。プライバシーを侵害されるような質問をされることは、子どもの人権を侵害する行為だと感じました。また、勝手に家の中に入ってきたり、不必要な食事や衣類などを提供されることもありました。感謝の気持ちを持てない自分が悪魔なのかと邪悪なエナジーが私の周りを取り囲んでいた感じがしました。

人権侵害とストレス

近所の人からの干渉は、子どもの人権を侵害するだけでなく、大きなストレスにもなります。父子家庭であることを理由に、周囲の人々から特別扱いされることは、子どもの自尊心を傷つけ、ストレスを増大させるのです。私も、近所の人からの干渉に悩まされ、学校生活にも支障をきたすことがありました。

愛情不足と人権侵害が子どもに与える影響

父子家庭で育つ子どもは、愛情不足と人権侵害によって、心身の成長に大きな影響を受けることがあります。愛情不足は、子どもの自己肯定感を低下させ、対人関係を築くことを難しくします。人権侵害は、子どものプライバシーを侵害し、ストレスを増大させます。愛情不足と人権侵害が重なることで、子どもは深刻な心の傷を負うこともあるのです。

子どものストレスへの対処法

父子家庭で育つ子どもは、愛情不足と人権侵害によるストレスに対処する必要があります。子どものストレスへの対処法としては、以下のようなものが考えられます。

1. 自分の感情を表現する

子どもは、自分の感情を言葉で表現することが苦手なことがあります。子どもが自分の感情を表現できるように、父親は子どもの話に耳を傾け、共感することが大切です。

2. 周囲の人々への対応を考える

近所の人からの干渉に対しては、毅然とした態度で対応することが必要です。子どもの人権を守るためには、父親が率先して周囲の人々に働きかけることも大切です。

3. 専門家に相談する

子どものストレスが深刻な場合は、専門家に相談することも必要です。カウンセリングや心理療法を受けることで、子どもは自分の感情と向き合い、ストレスに対処する方法を学ぶことができます。

父子家庭の子どもを支える社会の役割

父子家庭の子どもを支えるためには、社会全体で取り組む必要があると思います。

1. 父子家庭への偏見をなくす

父子家庭に対する偏見をなくすことで、周囲の人々からの過度な干渉を防ぐことができます。父子家庭は特別な存在ではなく、多様な家族の形の一つであることを理解することが大切です。

2. 子どもの人権を守る

子どもの人権を守るためには、周囲の大人が子どもの気持ちに寄り添い、子どものプライバシーを尊重することが求められます。学校や地域社会が一体となって、子どもの人権を守る取り組みを進める必要があると思います。

3. 父子家庭への支援を充実させる

父子家庭への経済的支援や子育て支援サービスを充実させることで、父親が子どもと向き合う時間を確保しやすくなります。また、父子家庭の子どもが安心して過ごせる居場所づくりも必要です。

まとめ

父子家庭で育つ娘は、母親から得ることの出来ない愛情の不足に加え、周囲の人々からの過度な干渉と人権侵害にも悩まされることがあります。父親は、子どもの感情に寄り添いながら、周囲の人々への対応を考える必要があります。また、社会全体で父子家庭への偏見をなくし、子どもの人権を守る取り組みを進めていく必要があるのではないかと思います。母子家庭への支援は多いですが、父子家庭への支援はあまりないという話も聞いたことがあり、また、私の経験についても書いておきたくなったので今回記事にしました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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