子どもが本を読まない?読書好きにするための7つの方法

2024/04/10

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どうも。横ナルカです。現在、1歳と小学1年生の子どもを育てている二児の母です。私自身、小説を読んだり書いたりすることが好きで、大学も文学部に進みました。司書として働いてはいませんが、一応司書の資格は持っています。ということで今回は、子育て中の方に向けて、子どもを読書好きにするためのポイントを7つ紹介していきたいと思います。

1. 保護者自身が読書を楽しむ

読書好きな子どもを育てるには、まず親自身が本を楽しむことが何より大切だと思います。子どもは親の姿を見て育ちます。私たち保護者が読書を心から楽しんでいる姿を見せることが、子どもに読書の喜びを伝える一番の近道ではないかと私は思います。

まずは保護者が本を手に取ってみましょう。ページをめくる音や、時折漏らす笑顔。そんな何気ない日常の風景が、子どもの心に読書への興味を芽生えさせるのではないでしょうか。実際、私が本を読んで笑っていると「なに? 何が面白いの!」と子どもが興味津々に近寄ってきます。何がどう面白いかを一応のこと説明してみせると「よくわからない」と娘。「じゃあ自分が好きな本読みなよ」といった流れで読書開始(笑)。

子どもに「読んで」とせがまれる前に、まず自分から本を手に取る姿勢が大切だと思います。

2. 子どもの興味に合った本を選ぶ

次に重要なのが、子どもの興味や発達段階に合った本を選ぶことです。子どもの年齢に応じて、絵本、図鑑、児童書など、様々なジャンルの本を用意しましょう。

幼い子どもには、カラフルな絵と簡単な言葉の絵本がおすすめです。物語に合わせて絵を指差したり、一緒に声を出したりしながら読み進めると、子どもも読書に夢中になるでしょう。

少し大きくなったら、子どもの好きなキャラクターや興味のあるテーマの本を選ぶのもいいと思います。恐竜、車、お姫様など、子どもの興味は十人十色。子ども自身に本を選ばせることで、読書への意欲をさらに高められます。ちなみにうちの娘はオバケが大好き。「ねないこだれだ」から始まって次は「バーバパパシリーズ」へ。今は水木しげるの妖怪大図鑑を好んで見ています(笑)。妖怪検定を受けようか迷っているところです(笑)。

図鑑は、子どもの知的好奇心を刺激するのに最適です。写真や図解が豊富な図鑑を選べば、子どもは飽きずにページを進められるでしょう。最初は絵や写真だけ見ていても「字を読みなさい」と指図するのはご法度。強制はせず、あくまでも自分のペースで好きなように読ませてあげるのがポイントです。

本選びの際は、子どもを本屋さんや図書館に連れていくといいです。保護者が買って与えたものは、子ども的には当たり外れがあるようなので(汗)。実際に本を手に取って中身を見られるほうが、子ども自身が読みたい本を見つけやすくなります。司書さんやスタッフさんに相談するのもいいですね。子どもの興味に合った本を提案してくれるはずです。

3. 毎日の読書タイムを設けよう

読書を習慣づけるには、毎日決まった時間に読書のための時間を設けることが効果的です。例えば、寝る前の30分を読書タイムにするのはどうでしょうか。

親子で一緒に本を読む時間は、子どもにとって特別な時間になります。お父さんやお母さんの優しい声で物語の世界に浸れば、子どもは自然と読書が好きになっていくでしょう。絵本の読み聞かせは、親子の絆を深めるコミュニケーションの場にもなります。

子どもが一人で本を読めるようになったら、その子に合ったペースで読書を進められるよう配慮しましょう。集中力が続く時間は子どもによって異なります。無理のない範囲で、できるだけ毎日読書の習慣が続けられるようにサポートすることが大切です。

4. 本の内容について家族で話し合おう 

本を読んだ後は、家族で内容について話し合ってみましょう。子どもの感想を聞いたり、印象に残ったシーンについて意見を交換したりすることで、本の理解がさらに深まります。

保護者自身が子どもの頃に読んでいた本について話してあげるのもいいと思います。うちの娘の場合は『はれときどきぶた』がヒットしたようで、ことあるごとにそのエピソードを持ち出してきます(例えば夕飯が天ぷらのときとかw)。

感想を共有することで子どもの柔軟な発想に驚かされることもあるでしょう。登場人物の気持ちを想像したり、物語の続きを考えたりと、子どもなりの解釈を大切にしてあげたいところですね。

時には、登場人物になりきって会話をするのも楽しいアイデアです。セリフを声に出して読んだり、演じたりすることで、物語の世界により没頭できます。うちでは『エルマーのぼうけん』のぴょんぴょん岩の真似をしてまくらを岩に見立ててジャンプすることがあります(笑)。他にも何かと本の影響が日常的に見られるので面白いです。子どもの想像力を存分に発揮できる機会になるでしょう。

このような家族でのコミュニケーションを通して、読書の楽しさを共有できます。子どもの興味や関心を引き出し、読書への意欲を高める良いきっかけになるはずです。

5. 家に本をたくさん置こう

子どもが読書に親しむためには、家庭に本が豊富にあることが重要です。リビングや子ども部屋に、子ども用の本棚を設置しましょう。

本棚には、絵本、図鑑、児童書、マンガなど、様々なジャンルの本を揃えておくと良いですね。子どもが自由に本を手に取り、読みたい本を選べる環境を作ることが大切です。

本棚は、子どもの手の届く高さに設置するのがポイントです。低めの本棚なら、子どもは自分で本を出し入れできます。自分で選んだ本を読む喜びを感じられるでしょう。

また、本だけでなく、本に関連するグッズを飾るのもいいです。我が家にも『パンどろぼう』や『エルマーのぼうけん』のボリス、『11ぴきのねこ』のとらねこたいしょうとねこさんetc...と、いろんなグッズがあります。本屋さんや子供服売り場で見かけるとつい買ってしまって(汗)。物語のキャラクターのぬいぐるみやフィギュアなどを飾れば、子どもの読書への興味をさらに引き出せます。

本に囲まれた環境で育つことで、子どもは自然と本を身近に感じられるようになるでしょう。

6. 読書を無理強いしないこと

子どもに読書を勧める際は、無理強いにならないよう注意しましょう。読書はあくまで楽しむものであり、義務ではありません。

子どものペースを尊重し、じっくり本と向き合える時間を与えることが大切です。一冊の本を読み終えるまでに時間がかかっても、焦らずに見守ることが大切です。子ども自身が読書の面白さを発見できるよう、さりげなくサポートすることが保護者の役目だと思います。

もし子どもが読書に興味を示さない場合は、無理に本を勧めるのではなく、子どもの興味のあることから始めるのがいいです。好きな遊びや運動、工作など、子どもの好きなことを通して、本の世界に誘うのです。

例えば、サッカーが好きな子どもには、サッカーの絵本やルールブックを用意するのも良いでしょう。恐竜が好きな子どもには、恐竜図鑑や恐竜が登場する物語を選ぶのも効果的です。

うちの娘は「なんで?なんで?」の時期に福音館書店から出ている『かがくのとも』シリーズが役に立ちました。3歳ぐらいからこのシリーズにはお世話になっていますが、内容的には10歳ぐらいまでイケるんじゃないかなあと思います。

子どもの興味に寄り添いながら、少しずつ読書の楽しさを伝えていくことが大切ですね!

7. 生涯にわたる読書の喜びを

子ども時代に読書の喜びを知ることは、生涯にわたって本を楽しむ土台になります。物語に感動し、知識を吸収する経験は、子どもの人生を豊かにしてくれるでしょう。

本を通して、子どもは多様な価値観や生き方に触れることができます。登場人物の喜びや悲しみ、冒険や挫折を追体験することで、感性を磨き、想像力を育むことができるのです。

また、読書は子どもの語彙力や表現力を高めてくれます。本の中の美しい言葉や巧みな表現に触れることで、子ども自身の言葉の世界が広がっていきます。

親は、子どもが読書の喜びを生涯にわたって持ち続けられるよう、さりげなくサポートしていきたいですね。子どもの成長に合わせて、適切な本を提供し、読書の習慣が継続できる環境を整えていくことが大切です。

図書館やブックカフェに一緒に出かけたり、家族で本について語り合ったりと、読書を通して親子の絆を深めるのも素敵だと思います。

子どもが本と友達になり、生涯にわたって読書を楽しめるよう、親としてできることを考えていきたいですね。きっと、読書を通して子どもは心豊かに成長してくれるはずです。

まとめ

読書の喜びを知った子どもは、きっと人生の様々な場面で本の力を借りながら、自分の可能性を広げていってくれることでしょう。そんな子どもの成長を心から見守っていきたいと思います。


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