絵本のプロフィール
作者:五味太郎
出版社:偕成社
発行:1984年
対象年齢:3歳から
要約
虫歯治療がこわいわにさんと、わにさんが怖い歯医者さんの心理比較が面白い絵本。
この絵本から学べること
※ 項目の特性上、ここから先は本の内容に触れていきます。いわゆるネタバレが含まれてしまう可能性があることをご了承の上、お読みください。
絵本の中で、わにさんと歯医者さんは同じ言葉を話しながらも、異なる感情を持っています。この比較がとても面白い!コミュニケーションは言葉だけでなされるものではない、表情や態度もコミュニケーションの一部であるということを理解するのに役立つと思います。
◆困難と笑い
この作品は子どもを笑わせてくれます。歯医者にわにが来るなんて、実際に起きたらとんでもないことなのですが(笑)。しかしこれは物事を重く受け止めすぎないという重要性を示しているとも捉えられます。 笑いは困難や緊張を軽減します。
◆正しい別れ方
絵本の最後で、わにさんと歯医者さんは礼儀正しくお別れしますが、お互いに本音では二度と会いたくないと思っています。 正しい別れ方は、時には感情的に難しいことですが、お互いの意思を尊重し、未来に向けて前向きに進む方法でもあります。
◆礼儀とマナーを守る
困難な状況や恐怖の中でも礼儀正しく接することが大切であり、礼儀やマナーを守ることで、対人関係が保たれることが示されています。ちょっと失礼な態度を取ったら、お互いに痛い目に合いそうな緊張感がありますよね(笑)。
◆絵本を通じた感情の表現と理解
この作品の絵は、2人の感情をわかりやすく表現しています。読者にその感情を共有させるためには絵本というツールは最適であると思います(小説だとちょっと難しいかも)。
※ この項目は、ブログ主の主観に基づいて書いております。著作者様の思想や感情を反映したものではありません。
※ お子さまの心の成長や読書感想文のご参考、または大人の方の自己啓発にお役に立てたら嬉しいです。
※ まだ作品を読んでいないかたは、ぜひ書店や図書館等で探して読んでみてくださいね。
子ども(5歳)の感想
・五味太郎大好き!
・2人とも怖がっているのが面白い
・虫歯にならないように気をつけたい
母親の感想
↑ 公式動画もありました!
娘はこの作品が大好きで、図書館に行くと5回に1回は借りて帰ってきます(笑)。もう買ってあげてもいいかもしれない(笑)。
私も子どもの頃は五味太郎作品が大好きでした。内容もそうですが、絵の色使いが独特で、目を惹きつけられていたのだと思います。そして長女もドハマり。
他にも、数字や言葉の絵本などいろいろ大好きな作品があるので、またの機会にご紹介できればと思います。
ではでは。最後まで読んでいただきありがとうございました!
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