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【絵本】『吾輩は猫である』のあらすじ、学べること、親子の感想など。





絵本のプロフィール

タイトル:『声にだすことばえほん 吾輩は猫である』
作者:夏目漱石
編者:齋藤孝
絵:武田美穂
出版社:ほるぷ出版
初版:2006年
対象年齢:3歳〜

要約

人間との触れ合い、猫の世界の上下関係や恋愛模様を皮肉混じりに語る猫の話。

この絵本から学べること

※ 項目の特性上、ここから先は本の内容に触れていきます。いわゆるネタバレが含まれてしまう可能性があることをご了承の上、お読みください。


◆異なる視点の重要性

この作品は、猫の視点で人間社会を見つめています。昨今の育児界隈のトレンドとして「メタ認知能力」を育ててあげることで人生が生きやすくなる、なんても話もありますが、これはまさにメタ的な視点で描かれている物語です。

◆人間世界の嘘くささ、偏見

この家の主人は教師であり、学校から帰ると書斎に入ってほとんど出てくることがありません。家族はみな、主人がさぞかし忙しいのだろうと思っていますが……猫は知っています。主人はよく昼寝をしていると(笑)。
この時代の教師というと、厳しくて常に自己を高めるために勉学に努めているといったイメージが強いですが、それは偏見であると夏目漱石はぶった斬り!(この教師のモデルは夏目本人でしょうね。)

また、猫も最初、人間に対して獰猛な生き物であるといった偏見を持っていました。
それなのに、4ページ後には家の中で楽しそうにしています(笑)。
このギャップが面白いですよね。

◆知識の追求(フィールドワーク)

猫は家の中をあちこち移動します。外にも出ます。そこで色々と学びます。
学ぶためには足を動かす。恋(?)をするためにも、足を動かす!

※ この項目は、ブログ主の主観に基づいて書いております。著作者様の思想や感情を反映したものではありません。
※ お子さまの心の成長や読書感想文のご参考、または大人の方の自己啓発にお役に立てたら嬉しいです。

子ども(5歳)の感想

・猫が自分のことを「吾輩」と言っているのがおかしい
・ボスみたいな黒猫と喋ってるとき、ドキドキしちゃう
・こどもたちと一緒に寝ているとき、幸せそうでいい


母親の感想

原作を読んでいる身としてはかなり物足りないものにはなっていますが、子ども用の絵本ですので仕方がありません(笑)。
それはそれとて、幼児でも名作、名文に触れられる絵本というのは、本好きの母親的にかなり嬉しいものです。

できることなら子どもには10代のうちにメジャーな夏目漱石作品に触れておいてほしいもの(と思うのは本が好きな私の個人的な意見であり、娘が嫌がるなら強要はしませんw)。
その入門としてこの本を買ってみました。
娘はこの本を気に入っており、何度も読んでほしいとせがんできます。
少し難しい言葉も出てきますが、内容がまとまっているため、特にひっかかりを感じずとも物語を理解しているようです。

基本的に寝室に置いていますが、まあこれを読んで寝てくれることはありませんね。興奮しちゃうみたいです(笑)。
幼児も虜にしちゃう夏目漱石!恐るべし!

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