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【絵本】『てぶくろをかいに』が伝えたいこと、あらすじ、学べること、親子の感想と考察




絵本のプロフィール

タイトル:『てぶくろをかいに』(2013年発行)
作者:新美南吉
絵:柿本幸造
出版社:講談社
対象年齢:3歳〜

要約

子狐が人間の町に手袋を買いに行く、親子の絆と成長を描いた優しい物語。

この絵本から学べること

※ 項目の特性上、ここから先は本の内容に触れていきます。いわゆるネタバレが含まれてしまう可能性があることをご了承の上、お読みください。

◆偏見や恐れを乗り越える勇気

子狐は人間の手に変えられ、母狐は過去の経験から人間に対して恐怖を感じています。しかし、親子(特に小狐)はそれぞれの困難や不安を乗り越え、人間との接触を通じて新たな可能性を見出す勇気を持ちます。 

◆思いやりと助け合い

母狐は子狐のために手袋を買おうと思い立ちます。子狐を町に送り出し、買い方を教えます。
また、帽子屋も子狐が間違った手を出してしまったにもかかわらず、手袋を渡してくれます。
この作品は思いやりや助け合いの大切さを教えてくれます。 

◆過去の経験から学ぶことの大切さ

母狐は過去の嫌な経験から町に行くことに恐怖を感じています。しかし、だからといって子狐にも町へ行ってはいけないなどと言うことはありません。
母狐は自分の経験を通じて子狐に注意を促し、新たな経験を積む機会を与えます。
この作品は過去の経験から学び、それを活かすことの大切さを教えてくれます。 

◆前向きな気持ちの重要性

子狐は人間の手に変わったことで初めは戸惑いますが、母狐の教えに従い、手袋を手に入れるために行動します。
子狐は怯むことなく、前向きな気持ちで帽子屋に向かいます。
この作品は積極的な態度を持つことの大切さを教えてくれます。

◆多様性と相互理解

この物語は狐と人間の出会いと交流を通じて、異なる存在同士の理解と受け入れを描いています。狐と人間は初めは互いを恐れることもありましたが、互いの違いを乗り越えました。
この作品は多様性を尊重し、相互理解を促すメッセージを伝えていると思います。

※ この項目は、ブログ主の主観に基づいて書いております。作者様の思想や感情を反映したものではありません。
※ お子さまの心の成長や読書感想文のご参考、または大人の方の自己啓発にお役に立てたら嬉しいです。

子ども(5歳)の感想

・人間の手に変わったところが、本当の子どもの手みたいですごいと思った
・絵がきれい
・こんなに雪がたくさん降っているところに行ってみたい
・怖い&悪い人間は狐を捕まえるかもしれないけれど、自分は悪い人間じゃないから捕まえない
・捕まって檻に入れられたきつねはどうなってしまうの?

母親の感想・考察

先日紹介した『ごんぎつね』は悲しい物語でしたが、こちらは狐と人間の交流を温かく描いた、希望溢れる優しい物語。
隣で聞いている娘は、目をキラキラさせていました。特に子狐の手が人間の手に変わった絵のページになった瞬間!自分のおててとそっくりな絵が出てきて、何度も見比べていました(可愛かった!)。
ここから先、あくまでも私の想像というか妄想ですが、母狐が一緒に町に出かけたお友達の狐って、ごんぎつねのお母さんなんじゃないかなあ……なんて。
ごんは孤独なきつねでした。そして、母親を亡くした兵十に同情し、危険を冒してまで食べ物を運んでいました。
同じ運命を辿っている人間だからこそ、共感し、償いといった行動に出られたのではないでしょうか。
ぜひ、2冊をセットで読んでみることをおすすめします!違う意味でどちらも泣ける作品です。

ということで、今回はここまで。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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