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【児童書】『はれときどきぶた』のあらすじ、学べること、感想と考察。



※amazonリンクです。試し読みできるようです。

絵本のプロフィール

作者:矢玉四郎
出版社:岩崎書店
発行:1980年
対象年齢:小学1年生から

要約

十円やすが書いたデタラメな日記が、次々と現実化していく物語。

この絵本から学べること

※ 項目の特性上、ここから先は本の内容に触れていきます。いわゆるネタバレが含まれてしまう可能性があることをご了承の上、お読みください。


◆真実を書く勇気

先生がおっしゃったように、日記には本当のことを書くことが重要です。書いてすぐは、その内容に赤面するほど恥ずかしさを覚えるかもしれませんが、自分自身を正直に見つめる勇気を持つことはとても大切なことです。
いつか読み返したときに、自分の成長を感じることができるかもしれません。

 ◆嘘をつく(る)ことの危険性・覚悟

則安くんは、お母さんをギャフンと言わせたいがために、まだ起こっていない明日の日記を書き始めます。本人は嘘を書いているわけではない、と自分に言い聞かせていますが、読者からすれば嘘ですね(笑)。しかし、それが真実となってしまうからこの作品は面白い!
……でも、今のご時世、面白がってばかりもいられません。たとえばこれ、ちょっと違った内容をネットなんかに投稿したものなら、フェイクニュースとして炎上してしまいます。気をつけましょう。

◆自分で新しい遊びをつくる

日記を書くという行為は、自分だけのオリジナルな遊びを楽しんでいるともいえます。いってみれば、則安くんは創作活動を楽しんでいるわけですが、これは学校ではなかなか教わることのできないものです。自分の頭で考え、それを物語として書き出す。これはどこに行っても、周りに誰もいなくてもできることです。
自分ひとりでできる趣味を持つということは、よりよい豊かな人生を送るためには必要なことだと思います。

※ この項目は、ブログ主の主観に基づいて書いております。著作者様の思想や感情を反映したものではありません。
※ お子さまの心の成長や読書感想文のご参考、または大人の方の自己啓発にお役に立てたら嬉しいです。
※ まだ作品を読んでいないかたは、ぜひ書店や図書館等で探して読んでみてくださいね。


感想・考察


アニメにもなっているんですね!DVDが出ています!

今回の作品は、子どもに読み聞かせしたものではなく、私ひとりで読んだものです。
小学生の頃に読んで以来、実に30年弱振りに目を通したわけですが……本当にぶっ飛んでいて面白かったです(笑)。
なんというか、今自分が悩んでいることとかどうでもよくなるレベルの天変地異が描かれていますからね。空から豚が降るって(笑)。イラストも衝撃的でした。

読み終えて、自分の子ども時代を思い出しました。
私は則安くんのような日記ではなく、クラスのみんなをキャラクターにした漫画を描いていました。感覚的には、ちびまる子ちゃんが近いと思います。
人付き合いがあまり得意ではなく、ひとりでボーッと思考をめぐらせてばかりいるような子どもだったのですが、それをみんなに見せて笑ってもらうことで、クラスのみんなとコミュニケーションをとっていた感じです。
しかし、その漫画はもちろん創作なわけですから「そんなこと描かないでよ!」と言って傷ついてしまう子もいました。そこで初めて、自分が面白いと思って描いているものでも、人を傷つけてしまうことがあるのだなと理解しました。悪気なく、悪いセリフをキャラクターに言わせているわけでもなく、それでも傷ついてしまう子はいるのだな、と。
そこで私はクラスの漫画を描くのをやめてしまいました(その後、絵も大してうまくならず、小説を書くようになっていくわけですw)。

則安くんは、日記が真実になってしまうとしても、そこで悪知恵を働かせて誰かを傷つけるようなことをしなかったのがエラいと思います(それやったらデスノート的展開になってしまいますねw)。お母さんのカラダがあんな感じになっちゃったのは、ちょっとしたトラウマではありますが(笑)。

彼の日記は消しゴムで消すことで難を逃れましたが、私の漫画は、たとえ消しゴムで消したとしても、クラスの子を傷つけてしまったという事実は消すことはできませんでした。

ちょっと胸がチクッとする思い出話。

見られること前提で書く、ということは楽しいことではあります。しかしそこには責任も生じます。

くぅ!!!
昔を思い出し、今の時代に再読し、難しい時代になったなあとしみじみ思う30代半ばのメス。

……ということで今回はここまで。
最後まで読んでいただきありがとうございました!

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