絵本のプロフィール
作者:林明子
出版社:福音館書店
発行:1984年
対象年齢:4歳から
要約
小さい女の子が大きい子たちと同じキャンプに参加し、怖い体験も乗り越えて成長する物語
この絵本から学べること
※ 項目の特性上、ここから先は本の内容に触れていきます。いわゆるネタバレ(あらすじ)が含まれてしまう可能性があることをご了承の上、お読みください。
なほちゃんは大きい子たちの反対にもかかわらず、自分の意志を貫きキャンプに参加しました。彼女の勇気と自信は、自分の能力を信じ、挑戦する重要性を示しています。 まあ、おばさんは最初からなほちゃんも連れていくつもりだったとは思いますが(笑)。
◆協力と手助け
なほちゃんは他のメンバーの手伝いをし、みんなで協力してキャンプを楽しんでいます。この作品は、協力と手助けの大切さを教えてくれます。 個人的に大きい子のうちの一人が、小さなことでもなほちゃんに役割を与えてくれているのが素晴らしいと思いました(荷物を持っていくシーンのところです。何を持たせてもらえたのかは作品を読んでくださいね)。
◆持ちつ持たれつ
なほちゃんがキャンプにおけるお仕事で、一生懸命に役割をこなそうとします。しかし、小さいなほちゃんはなかなかうまくできません。そうすると、大きい子たちが助けてくれます。この作品は、人々が互いに支え合うことの重要性を教えてくれます。
◆怖いことへの対処法
なほちゃんは夜中に怖い体験をしましたが、それに立ち向かい、泣くことなく乗り越えました。怖いと思っていたはずの◯◯◯に、一人で行って帰ってきたのです。この作品は、怖い状況でも勇気を持つことで前に進めるということを示していると思います(◯◯◯の部分は、察しがつくかもしれませんが……ぜひ作品を読んで確かめてくださいw)。
◆成長と自己肯定感
なほちゃんはキャンプを通じて成長し、自己肯定感を高めます。この成功体験は、自己成長とポジティブな自己評価の重要性を示していると思います。
※ この項目は、ブログ主の主観に基づいて書いております。著作者様の思想や感情を反映したものではありません。
※ お子さまの心の成長や読書感想文のご参考、または大人の方の自己啓発にお役に立てたら嬉しいです。
※ まだ作品を読んでいないかたは、ぜひ書店や図書館等で探して読んでみてくださいね。
子ども(5歳)の感想
・キャンプに行きたくなった
・大きいお友達は意地悪なことを言うけれど、本当は優しいと思う
・なほちゃんは本当におばけ(?)をみたのかな?夢なのかな?
母親の感想
何もかもが初めての体験のなほちゃんが、すごく可愛く思える作品でした。
子どもの頃って初めての体験の連続で、毎日がドキドキワクワクだらけで……。
それがキャンプとなると、すべてが非日常で新鮮ですよね。それをシンプルながら大胆な色使いで表現している素晴らしい絵本です。
昼から夜になっていく絵の運びにも注目して読むと、より絵本の世界を楽しめるのではないかなと思います。
図書館で借りてきたのはもう5回目(笑)。ここまで気に入ってるならもう買おうかな。
林明子さんの絵本は、何度も何度も読みたくなる魅力がありますよね。
5歳になった娘は、ひらがなもスムーズに読めるようになってきたので1人で読破するぐらいになっていました。だいたいの絵本は「読んで〜!」と持ってくるのですが、これは単行本サイズだからか、かなり集中して読んでいました!
夏になると読みたくなる絵本です。
あ、ちなみに……。
『こんとあき』に、なほちゃんがひっそり登場しているのってご存知ですか?
表紙のどこかに……いるんです。フフフ。
ではでは。最後まで読んでいただきありがとうございました!
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