【絵本】『ものぐさトミー』のあらすじ、伝えたいことや学べること、読み聞かせの感想【怖い?爆笑?】

2023/07/08

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絵本のプロフィール

作者:ベーン・デュポア(文・絵)
訳者:松岡享子
出版社:岩波書店
発行:1977年
対象年齢:4歳〜

要約

怠惰な少年が完全自動化された家での生活に溺れ、停電をきっかけに変化を受け入れる決意をする物語。

この作品から学べること

※ 項目の特性上、ここから先は本の内容に触れていきます。いわゆるネタバレが含まれてしまう可能性があることをご了承の上、お読みください。

◆自己成長の重要性

トミーは停電をきっかけに、自動化された生活に疑問を抱き、新しい生活への一歩を踏み出しました。この作品から、自己成長や自己啓発の重要性を学ぶことができます。 

 ◆努力と責任

自動化された生活では何もしなくても全てが完了しますが、反面、何もしないことの危険性も描かれていました。そのことで、自由と不自由、努力と責任の関係性を学ぶことができます。

◆機械に頼り過ぎない

トミーの生活が一変することで、機械に依存しすぎることの危険性が描かれています。
機械に頼ることで生活は便利になりますが、同時に、自分の能力や判断力を保つことの重要性を学ぶことができます。

 ◆孤独と人間関係

トミーは自動化された生活の中で孤独を感じています(直接的に「孤独を感じている」とは描かれていませんが)。
この作品は機械化生活の孤独を描くことによって、人間関係や交流の重要性を示していると考えられます。

◆生活のバランス

自由な時間や趣味を持つこと生活のバランスを取ることで、より充実した人生をできるということを考えさせられます。
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以上のことから、『ものぐさトミー』には子ども時代に抑えておきたい価値観や教訓が描かれていると感じ、また、大人たちの日常生活でも抑えておきたい内容が示されていると思いました。

※ この項目は、ブログ主の主観に基づいて書いております。著作者様の思想や感情を反映したものではありません。
※ お子さまの心の成長や読書感想文のご参考、または大人の方の自己啓発にお役に立てたら嬉しいです。

4歳幼児(女の子)に読み聞かせした感想

子どもの頃に読んだ絵本『ものぐさトミー』。もう一度読みたいと思って自分用に図書館から借りてきたのですが、娘に見つかってしまい「読んで!」とお願いされました。「え、こわいけどいいの?」と困惑しながら確認したけど折れません。「読んで!絶対!」こうなったらもう聞かないので仕方なく読んであげることに。

私が初めて読んだのは、小学校の図書室から借りたので低学年だったかと思います。1年生だったか2年生だったかは覚えてないけど、でもそれぐらい。その頃読んですごく怖い、こんな風にはなりたくないと思っていたのに、娘はそんな反応は一切せず大爆笑していました。

面倒くさがり屋のトミー・ナマケンボは、朝起きるのも面倒くさすぎてベッドが自動でトミーをベッドから降ろし(というか落とし←)、お風呂にぶちこみます。それから全自動で朝の準備(歯磨き、ヘアセット、朝食など)を終わらせて、また寝るみたいな日常の繰り返し。私的にはこの時点でこわいw何それカフカ?カフカ的な何か?みたいな。しかし娘は「それのどこがこわいの?」という反応。それどころか笑いのツボにドンピシャヒットだったらしく「なんでトミーは起きたのに幼稚園に行かないの!なんでトミーはまた寝るの!なんで全部機械がやってくれるの!でも帰りは自分の足でベッドに戻るの?なんで?なんでー!?!?」とめっちゃ笑っていました(いや、あなたも自分で食べなかったり起きなかったり歯磨きしなかったりするでしょ、とは言いませんでした。言いたくなったけど←)

それから、それから?

そう、それから……そんなトミーの家にとんだトラブルが発生しました。なんと、停電です。そのせいでベッドはトミーを起こすことができません。お腹が空いても起きるのが面倒くさくて、トミーは数日ずっと寝たままでいました。怖いよね?いや、怖くないの?4歳にこの怖さがわからないの?それとも私がチキンすぎるの?


電気が回復すると、もうここからがドタバタハプニングの連続!あんまりネタバレになるとよくないのでこれ以上は内容に触れませんが、一番ウケたのは、足の裏にベーコンとスクランブルエッグが大量に乗せられてしまったシーンですw
トミーは「もうだめだ、終わりだ。このままじゃいけない」と不幸のどん底に突き落とされているのですが、それをみて4歳の娘はとにかく大爆笑。そんなに他人の不幸が面白いのか!?私が子どもの頃はとにかくこれが怖くて仕方なかったんですけど!?

星新一のSF的でもあり、OK, Google的でもあり←

内容的には星新一のようなSFチックさ、ブラックユーモア感があります。大人になって読むとこの不気味さがまた癖にになる。一時期「Hey, Siri. メシ持ってきて」とか「OK, Google. 肩揉んで」みたいなギャグ(ギャグ?)が流行りましたが、マジでそんな感じの絵本でした(雑な読書感想文)。このままじゃダメだと思って次の新しいページを開きにいくトミー。次のページは始まりなのか、お終いなのか、結末やいかに!?みたいな、ねえ(またネタバレになりそうでモニョモニョになるやつ)。


かなり昔からある本なので、Amazonでは古本&新品どちらも売っていますね。よかったら読んでみてください。大人が読んでも面白いです。というか、子どもに全然媚びてない感じがいいというか。

娘の言葉を読書感想文としてまとめると……

「ママは怖いから読んじゃだめと言ったけれど、私は意地になって読みました。そしたら怖いどころかドタバタとしていて面白かったです。全部機械にやってもらっているなんておかしいと思います。やっぱり機械が暴れて大変なことになっていました。ちゃんと自分でできることは自分でやらないといけないと思います」(4歳の語彙力で雑にまとめるやつ)
あ、そうだ。岩波子どもの本のセット売りとかしてないのかな?あったとしたらほしい、というのはこれは独り言。ではでは。最後まで読んでくれてありがとうございました。








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