馬場のぼる・著 |
あらすじ
11匹のねこたちが力を合わせ怪魚を捕まえる物語で、可愛いねこたちの活躍と迫力のある展開、さらには力を合わせることの素晴らしさが描かれています。(11ぴきのねこ)
読み聞かせしている親まで一緒に楽しくなる絵本!
このシリーズは何度も読んでいます。というか、図書館に行くたびに「11ぴきのねこちゃん借りる!」と言って本のある場所までスタスタ歩いて行って「これ」と言って引っ張り出してきます。だから毎回数冊借りるうちの1冊が『11ぴきのねこ』シリーズのどれかになるっていう(笑)。
健全な幼児向け絵本というよりは割とエンタメ寄りな絵本だと思います。作者の馬場のぼる先生は手塚治虫先生と大親友で、絵本だけではなく児童向け漫画も描いてました。だから(だから?)、全体の流れとして漫画的なメリハリがあり、また子どもの心を掴むユーモア的センスも絶妙です。ワクワク、ドキドキ、そして「これ、どうなっちゃうんだろう」と心配になっちゃう場面もある冒険物語、かつ、あちこちにツッコミどころを用意している周到さ。いやあ、勉強になります(笑)。1967年からのロングセラー本だけありますね。子どもが大爆笑するものだから、大人の私も読み聞かせしていて楽しくなって、何度も何度も読んであげてしまいます。
いちばん好きなのは『11ぴきのねことへんなねこ』
シリーズのなか、娘のいちばんのお気に入りは『11ぴきのねことへんなねこ』です。これもまたふざけた内容なんですよね(失礼w)。
水玉もようにやぶれ傘、気になるソイツの正体は―?(11ぴきのねことへんなねこ)
ある日11ぴきのねこの前に水玉模様の変なねこが現れます。「なんだあいつ」とニャゴニャゴひそひそ話をしながらそいつの動向を伺うねこたち。
ここから先ネタバレになってしまいますが、どうもそのみずたまねこちゃん、宇宙人なんですよね。いや、宇宙人かどうかはわかりません……なにもの?──とまあ、つまりは読む子の想像に委ねますよ、みたいな余地を残しているタイプの作品。魔術的です。わけわからん謎のねこがやってきて、最初は訝しげに様子を窺っていた11ぴきたちも、途中からいいように使われ出しているのも面白い(笑)。
母親的には『11ぴきのねことあほうどり』がお気に入り
母親の私的にはこちらの作品がお気に入りです。
あらすじは以下のとおり。
コロッケ屋を始めたねこたち。けれど毎日食べる売れ残りのコロッケに食傷気味。「鳥の丸焼きが食べたい」と夢見ていると、そこへ一羽のあほうどりが現れて…。(11ぴきのねことあほうどり)
まず、ねこがコロッケ屋を始める時点で親的にはクスッと笑えちゃいます。そして、そこに客としてあほうどりがやってくると、猫たちは「美味しそう」とか言って舌なめずりしはじめます。おいおいおい(笑)。そして表紙からもわかるとおり、あほうどりの兄弟たちがいる国に冒険へ。全部食べる気して向かうんですね。こういう言い方するのもアレですが、ちょっと狂ってますよね(笑)。そこが本当におかしくておかしくて。
好きすぎてグッズも色々持っています。
あ、なんか汚い。洗わないと←
まとめ
というわけで、今回は娘が大好きな『11ぴきのねこ』シリーズからいくつか抜粋して紹介させていただきました。もう絵本、買ってあげたほうがいいのかな。ではでは、最後まで読んでくれてありがとうございました。
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