『となりのトトロ』から探るジブリアニメの魅力〜育児中の母親視点からの考察~

2024/04/07

Anime & Manga ジブリ

X f B! P L ブログランキング・にほんブログ村へ

はじめに

みなさん、こんにちは。横ナルカと申します。
今回は『となりのトトロ』について考察していきたいと思います。
私自身、子どもの頃からこの作品が大好きで……ということはなく、大人になってからこの作品のよさを知った次第でございます(笑)。
というのも、不遇な幼少期を送っていたため、家族愛とか姉妹愛というものがあまりピンと来ていませんで←
またド田舎で育ったため、山とか自然、古民家というものがそこら辺に腐るほどあったので、アニメーションでそれを見たとて「ん〜?」という感じで。
ただ、大人になり、子育てをするようになった今になって見返すと、面白い発見がたくさんあります。ということで子育て中の母親目線から『となりのトトロ』について書いていきたいと思います。

1. 子どもに冒険させることの大切さ


森の中で迷子になったメイが、大トトロと遭遇するシーンは、「となりのトトロ」の中でも特に有名なシーンの一つ。
“あなた、トトロっていうのね!”
このシーンです!
幻想的な森の描写と、メイの好奇心あふれる表情が印象的で、ジブリならではの「自然と人間の共生」というテーマがとてもよく表現されています。
最近では、子どもを好き勝手に山に遊ばせにいくなんて親の育児放棄だとか、保護責任がどうということで、子どもにこのような冒険はさせられなくなっていますよね。本当なら、サツキとメイのようにたくさん冒険させてあげられたらなあと個人的にはあるのですが(笑)。
冒険といえば、『スタンド・バイ・ミー』みたいなことも、子どもには体験してほしいところです。さすがに◯体を探しに行かれたら困りますけどね。はい、脱線しました。次いきましょう。

2. 猫バスに乗るシーンで育む想像力


サツキとメイが猫バスに乗るシーンも魅力的。ファンタジックでありながら、どこか懐かしさを感じさせる猫バスのデザインは、ジブリアニメの想像力の豊かさを物語っています。
このシーンは子どもの創造力を刺激し、自由な発想を大切にすることの重要性を示唆しています。あれって要するに化け猫なのですが、バスに化けているっていうのがまた宮崎駿的で面白いですよね。電車にも化けることができます。知っていましたか?


3. 家族愛と思いやりの大切さ


雨の中、サツキとメイが傘を差して父親を迎えに行くシーンは、家族愛の強さを感じさせる名シーンです。美しい背景美術と、子供たちのはつらつとした表情が印象的で、ジブリアニメが得意とする「日常の中の非日常」を表現しています。
お父さんを思いやるサツキとメイ、メイを思いやるサツキ、トトロを思いやるサツキ、サツキとメイを思いやるトトロ。このシーンはたくさんの思いやりが詰まっていると思います。

4. メイが迷子になるシーン

メイが一人で森に迷い込んでしまうシーンもドキドキしますよね。メイの不安げな表情と、それを必死に探すサツキの姿が胸を打ちます。ジブリアニメが描く「家族の絆」の強さを感じずにはいられません。このシーンは子どもを守ることの重要性と、きょうだい愛の尊さを教えてくれます。

5.母親不在でもたくましく成長する姉妹


サツキとメイは、入院中の母親に代わって家事を担うなど、幼いながらに自立心を育んでいく姿が印象的です。母親不在という困難な状況下でも、姉妹は助け合いながらたくましく成長していきます。『となりのトトロ』が描く姉妹の成長は、母親不在という設定だからこそ、より際立っていると思います。このアニメは、子どもたちの逞しさと適応力を信じることの大切さを教えてくれる作品と言えるでしょう。

余談・・・


ところで『となりのトトロ』の舞台となった所沢市では、『トトロの森』と呼ばれる場所があります。この森は、宮崎駿監督が『となりのトトロ』の構想を練る際に、実際に訪れたことでも知られています。『トトロの森』は、アニメの世界観を再現するだけでなく、自然と人間の共生を体験できる場所として、多くの家族連れに愛されています。

またトトロのデザインは水木しげるの描く妖怪のようなユーモアと親しみやすさが感じられる……と思っているのは私だけではないはず!?
いや……どちらかというと、北欧の童話「ムーミン」と似ているとか、『三びきやぎのがらがらどん』のトロルがモデルなのではないかという話のほうが多いですけどね(笑)。

都市伝説について

『となりのトトロ』には、都市伝説も存在します。その一つが、この作品は「実は死者の世界を描いた作品である」という説です。しかし、この都市伝説は作者の宮崎駿監督自身が否定しているんですよね。まあ、裏設定を公言するような人ではないので、その辺はあまり追求しないほうがいいのかもしれません。あくまでも子ども向けの娯楽作品として楽しむべき作品なのでしょう。

最後に

以上『となりのトトロ』の名シーンを通して、ジブリアニメの魅力を子育て中の母親の視点から探ってきました。自然と人間の共生、家族愛、想像力の大切さなど、この作品が描くテーマは、育児中の私にとって、様々なことを教えてくれる作品です。
ではでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!

Translate

連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *

QooQ