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絵本のプロフィール
作者:ルース・クラウス
絵:クロケット・ジョンソン
訳者:かくわかこ
出版社:あすなろ書房
発行:2005年
対象年齢:0歳〜
要約
命を未来につないでいくことの幸せが描かれた物語
この絵本から学べること
※ 項目の特性上、ここから先は本の内容に触れていきます。いわゆるネタバレが含まれてしまう可能性があることをご了承の上、お読みください。
◆命の尊さ
小さな卵が温められて成長し、やがて小さな鳥が誕生します。その間、どれほどの時間を要しているのかが、シンプルながら絵の中で表されています。命を授かり、育てることの尊さ、生まれることの奇跡を感じられます。
◆命の循環・継承
物語の最後に、小鳥もやがて、たくさんの卵を温めるのだろうと描かれています。
授かった命を繋いでいくこと、それは幸せをつなぐということ!
◆親と子の関係
時間をかけて温められた卵。そこから孵った小鳥は、歩き、歌い、やがて飛び立ちます。親はそれを見守るのみです。子どもには生きるという幸せを感じる自由があります。親にはそれを邪魔しない責任がある、とも読み取れます。しかし、それが難しい……。しかし、それが愛……。
◆成長することの素晴らしさ
絵を見ればわかりますが、小鳥は一切親鳥のほうを振り返りません。
自分の力を信じ、前向きに成長することの素晴らしさが描かれています。
※ この項目は、ブログ主の主観に基づいて書いております。著作者様の思想や感情を反映したものではありません。
※ お子さまの心の成長や読書感想文などのご参考、または大人の方の自己啓発にお役に立てたら嬉しいです。
※ まだ作品を読んでいないかたは、ぜひ書店や図書館等で探して読んでみてくださいね。
子ども(5歳)の感想
・絵が可愛い
・ママもたまご100個産んでほしい(←???w)
・ダンゴムシはお母さんがお腹に卵を持つけれど、生まれてくるときはお腹の中の卵の殻を破って出てくる(完全に話が脱線しました)
母親の感想
この絵本は、子ども向けに優しいことばを使っていますが、母である私のほうがグッと来てしまう作品でした。親鳥がひたすら卵を温めているページでは、つわりの時期を思い出しました(苦笑)。あの頃は本当に生きている心地がしなかった……。
でも、生まれてきてくれたこと。初めて立って歩いた日のこと。絵本の小鳥をみていたら、そういうのを思い出してしまい、胸が震えました。
色使いがシンプルで、サラッと読める絵本です。
読み終えたあと、ピーターラビットシリーズの『あひるのジマイマのはなし』を思い出しました。これも卵を温める話で、私が子どもの頃からずっと大好きな作品なんです。いつか紹介できたらなと思います。
ではでは。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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